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AED(自動体外式除細動器)について


心臓電気ショックの器械、AED(自動体外式除細動器)AED:Automated External Defibrillator

AED(自動体外式除細動器)とは電気ショックが必要な心臓の状態を判断できる心臓電気ショックの器械です。
突然死の死因のほとんどは心臓疾患です。それを心臓突然死といい、その大部分は心室細動という病気です。
心室細動になると心臓がけいれんし、ポンプとしての役割が果たせず、助かるチャンスは1分経過するごとに
約10%づつ失われ、10分後にはほとんどの人が死に到ります。

この心室細動を正常な状態に戻す唯一の方法は除細動(心臓への電気ショック)です。

そこで、早期の除細動ができるAEDの使用が必要となり、素早い除細動は社会復帰の鍵にもなります。
AEDを自宅、学校、職場、たくさんの人が集まる公共の施設など様々な場所に置き、AEDを使うことで、
突然死を防ぐことができるのです。AEDは除細動が必要かを判断し、救命の手順を音声にて指示します。

AEDは除細動を含めた救命行為が簡単に出来るように作られています。
電気ショックは心室細動であれば、どんなときでも成功するものではありません。
時間との勝負です。一分一秒でも早く電気ショックを行うことが重要です。
電気ショックの成功率は成功の可能性が1分ごとに7〜10%低下します。
日本では、救急車の到着まで平均約6分です。グラフから見ると、6分時の成功率は40%です。
救急車が到着する前に傷病者の近くにいる私たち一般市民(バイスタンダー)がAEDを使用して
電気ショックをできるだけ早く行うことが重要になります。

参考文献:AHA心肺蘇生と救急心疾患治療のための国際ガイドライン2000

※ 成功率:ここでは生存して退院する可能性をいう
動画でAEDの実際の使い方を学ぼう! 当院では日本光電製AEDを2006年2月に導入しました。
詳細のご説明を動画でご覧いただけます。

※メディアプレイヤーをお持ちでない方はダウンロードしてください。 ダウンロードはこちらから
AEDを利用した実際の救命処置(2分)
AEDを利用した実際の救命処置(6分)
AEDの職員用メインテナンス(1分)

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