猫引っ掻き病
猫引っ掻き病とは
猫引っ掻き病(cat scratch disease)は、猫に引っ掻かれたり、噛まれたりすることで傷口から病原体(ノミが媒介するバルトネラ菌)が侵入し発病する病気です。
主な症状
- 傷口の腫れと化膿:
- 猫に引っ掻かれた傷口が腫れ、化膿します。
- 引っ掻かれてから数日~2週間程度で傷口が発赤・化膿します。
- リンパ節の腫れ:
- 傷口から侵入した病原体がリンパの流れにより局所リンパ節を腫らします。
- 傷口に近いリンパ節が腫れる傾向があります。
- 足を引っ掻かれた場合:ソケイ部(大腿の付け根)のリンパ節が腫大。
- 手を引っ掻かれた場合:脇下のリンパ節が腫大。
- 全身症状:
- 発熱などの全身症状が現れることがあります。


対策と治療
- 傷口の処置:
- 引っ掻かれたらすぐに傷口を消毒することが重要です。
- ノミの駆除:
- この病気を媒介するノミを駆除することが重要です。
- 医師への相談:
- 重篤な症状になることがあるため、症状が出たらすぐに医師に相談しましょう。
予防策
- 猫と遊ぶときは素手で遊ばないように気をつけましょう。
- 猫の爪を定期的に切り、清潔に保つことも予防策の一つです。




